【エアコミケ】「ビジュアルアーツ冬フェス 2020 I’ve set」の感想【F-ive elements3/restoration】

f-ive elements 3

今年はコミケが中止という事で、各社が「エアコミケ」といった趣向でグッズ販売などを行っていますね。

ビジュアルアーツブースで冬コミには毎年参加しているI’veにしても、「ビジュアルアーツ冬フェス 2020」といったものの一部として毎年恒例のコミケCDを発表しています。

個人的には、いつもVAの通販待ちだったものが直ぐに手に入る現状というのは、意外と悪くないなと思ったりもする今日この頃なんですが、そんなI’veセットの感想を簡単にではありますが綴ってみようかと…。

F-ive elements3 – 舞旋回廊 –

f-ive elements 3

01, 廊 – ROU –
Lyrics : NAMI / Music : KAZUYA TAKASE / Arrangement : NAMI
Vocal : RINA
02, 舞 – BU –
Lyrics : NAMI / Music : KAZUYA TAKASE / Arrangement : NAMI
Vocal : NAMI
03, 旋 – SEN –
Lyrics : NAMI / Music : KAZUYA TAKASE / Arrangement : NAMI
Vocal : NAMI
04, 回 – KAI –
Lyrics : NAMI / Music : C.G mix / Arrangement : C.G mix
Vocal : ASUKA SATO
05, 廊 – ROU – (instrumental)
06, 舞 – BU – (instrumental)
07, 旋 – SEN – (instrumental)
08, 回 – KAI – (instrumental)

祝、NAMIさんボーカル復帰

本作ではなんとNAMIさんがボーカルに復帰してます!

NAMIさん本当に良い声をお持ちなので、ボーカル復帰してくれて嬉しい限りです。

以前は「舞崎なみ」名義でしたが、これからはボーカルに関してもNAMI名義でいくっぽいですね?

3作目

このシリーズも三作目という事で、ボーカルを含めて非常に安定したクオリティーに収まってくれているなと感じます。

NAMIさんは英語がお得意なようなので、やはり歌うにしても慣れた感じがあります。

さらにはRINAさんや佐藤アスカさんも、一作目の頃や前作と比較しても非常にこなれた英語ボーカルになりましたね。

お二人とも純粋に歌唱力が上昇した分だけ、英語であっても滑らかに歌う技術が向上したような印象です。

特に佐藤アスカさんは、2020年中にかなりレベルアップしましたね。

以前は正直、相当粗削りなボーカルの印象が強かったんですが…やはり毎週末に「NAMIしよう」で歌っている事に大きな意味があるようです。

mix曲もある

過去作では編曲は全てNAMIさんだったと思うんですが、本作ではmix兄さんの曲が一曲混ざっています。

これが中々良い感じ。

mix兄さんは普段の印象だといわゆる「mix節」といった曲が多いわけですが、こういったテーマを設定された所では、また違った味わいがあって良い感じです。

この後語るもう一枚のCDに収録されている曲にしろそうですが、ちょっと違ったmix曲に今後も期待したい所です。

あえてマンネリか、変化を付けるか

三作目にして、非常に安定した方向性が確立された感のある「F-ive elements」シリーズですが、次はどんな感じで来るんでしょうね?

このままあえて同じ方向性を出し続けるのか、あるいは大胆に変化を付けるのか…個人的には曲調としてはこのままの路線で保守的な変化を付けつつというのが理想かなと思っています。

問題は歌詞、要するに英詞なんですが、今回の曲たちぐらいのクオリティーで歌ってもらえるなら、英語でも良いかな?と思えて来ました。

I’ve Original Concept Compilation 『 restoration 』

restoration

01, Absurdity
Lyrics : IKU / Music : NAMI / Arrangement : NAMI
Vocal : IKU
02, Can you revert it back
Lyrics : Asuka SATO / Music : C.G mix / Arrangement : C.G mix
Vocal : Asuka SATO
03, cocktail
Lyrics : RINA / Music : Kazuya TAKASE / Arrangement : Kazuya TAKASE
Vocal : RINA
04, Absurdity (instrumental)
05, Can you revert it back (instrumental)
06, cocktail (instrumental)

Absurdity

IKUさんに関しては何もいう事がないというか、唯々「ありがとうございます」と言いたい。

歌唱力に関してはもちろんなんですが、歌詞に関しても洗練されたものを用意して頂けるので、そういった意味でも非常に有難いんですよね。

現状I’veのボーカル曲、特にノンタイアップのオリジナル曲となると、圧倒的にIKUさんのボーカル曲がお気に入りです。

本当に素直に、いつも楽しみにさせて頂いています。

曲自体は忘年会配信で語られていた「前衛的」といった表現も有り得るだろうなといった趣となっていますね。

ただそこはやはりNAMIさん、そういった曲調の中にもしっかりとメロディアスなフレーズを用意してくれるので、殺伐とした現代芸術では終わらない哀愁を感じさせてくれます。

Can you revert it back

アスカさんの歌声、本当に大きな可能性を秘めていると感じます。

というかすでにその片鱗は聴かせてもらっていますが、ただやはりまだ安定感が足りないというか、細部の詰めが甘い所が気になります。

この曲での発声は基本的には非常に良い感じだと思うんですが、声を張る所で崩れてしまうような所もあって、声の形状が安定しない点はやはり課題でしょう。

アスカさんは歌い方によって歌声がガラリと変わりますが、今の所はそれがやや「モノマネ」のような浅薄さが否めないので、是非ともしっかりと自分の武器として血肉にして頂きたい!

あとアスカさんは、歌詞の中で英語を使うのがお好きなようですが、その点はちょっと個人的な好みから言えば微妙な事が多いです(汗

あえて「良くも悪くも」と言っておきますが、90年代のJ-POPかな?といったような英語の使い方は…どうなんでしょうね?

自分がシックリこないだけであるなら別に良いんですが…どうなんでしょうか?

mix兄さんの曲は大抵聞き始めて直ぐに分かるものですが、この曲は最初の段階だと誰?と迷うような珍しい曲。

しかし曲が進んでいくにつれて、やっぱりmix節がにじみ出て来るあたりが流石mix兄さんといった所でしょうか。

cocktail

この曲、率直に言って大好物です。

なんとなく「Luding out」に収録されていそうな雰囲気もそうですし、曲の展開も大好き。

個人的には2020年の高瀬曲で一番好きかも知れません(カバー曲なんかを除けば)。

RINAさんの歌声も2020年中の曲で一番曲に声が馴染んでいるかも?と思います。

詩に関して、あえて率直に言えばRINAさんの書く詩は非常に若々しい感性のものが多いので、自分にはちょっと胃もたれするような所もあるわけですが(汗

この曲に関しては比較的サッパリしている点も、個人的には好印象です。

もしRINAさんがこの記事をお読みになる可能性を想定した上で付け加えておきますと、別に詩が悪いという話ではないですよ?単純に自分の好みからはズレる事が多いというだけですので、今後もご自身が志向する世界観を表現して頂ければと思います。

総評

「F-ive elements3」に関しては、三作目にして非常に安定感のあるアルバム(曲数は少ないですが)になっていると思います。

個人的な懸念材料である「英詞」に関しても、過去作と比較して納得できるラインに達してくれているように思うので、ここ(英詞)に拘りがあるのであれば、今後もこの路線で進めて良いのではないかと思います。

「restoration」の三曲も、それぞれに味わい深い楽曲となっており、曲数は少ないながらも満足度の高いCDと言えます。

特に楽曲として、現在所属のコンポーザーそれぞれの味わいが随所にみられるデキとなっているので、正にI’veサウンドのファンとしてはそういった点でも嬉しいCDですね。

ボーカルに関しても現所属歌姫の現時点でのフラグシップたり得るような作品となっているので、ファンはもちろんの事、例えばアニメ業界の方々にも是非聞いて頂きたいです(そしてお仕事の依頼を是非)。

今回のI’veセット、正直曲数から言えばお値段がそこそこする感じの商品となっているんですが…個人的には満足できる仕上がりだったと感じています。


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© fuctory RECORDS

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