IVEの生配信「NAMIしよう」を見て感じる著作権の弊害

I'veNAMIの皆様一緒に踊り語りましょう!
©fuctory RECORDS.

IVEの生DJ配信「NAMIしよう」、去年の春頃から毎週末に積み重ねて来た結果、とうとう9/11をもって目標としていた73回(NAMI回)へ到達しますね。

当初はまさかここまで続けてくれるとは思っていなかったので、よくぞここまで…といった感慨に浸ってしまいます。

しかし残念なのは、72回のようなレコード会社の著作権が関わる楽曲を流す回のアーカイブが残っていない事。

第一回から順繰り見て行きたいのに、そういった回が虫食い状態となってしまっている事が残念でなりません。

今回はそういった点からも感じる「著作権の弊害」について語ってみたいと思います。

著作権とは

著作権(ちょさくけん、英語: copyright、コピーライト)は、作品を創作した者が有する権利である。また、作品がどう使われるか決めることができる権利である[1]。作者の思想や感情が表現された文芸・学術・美術・音楽などを著作物といい[2]、創作した者を著作者という。知的財産権の一種。

https://ja.wikipedia.org/wiki/著作権

物体の権利というのは分かりやすいですよね。

自分の財布、自分のスマホ、自分の服、自分の靴など。

それに比べると非物理的なモノは、広く多くの人が(ある意味では)共有していますから、権利という概念を規定する事が難しいです。

そういった非物理的なものにも権利を認めようというのが著作権です。

もっと簡単に言えば、何らかの形でコピーが容易であるものについて、そのオリジナルを作った人に権限を与えようという思想ですね。

「オリジナルを作る人が保護されずコピーを作る人間が甘い蜜を吸うような状況が成立すると創作活動全般が衰退する→だからオリジナルの作者を保護しなければ!」というのが根本的な意義とされています。

今回は特に音楽についての話なのですが、日本では著作権法という法律によって音楽制作に関わる人間について権利保護が行われています。

詳しくはこちらのページなどをご覧ください。

https://www.riaj.or.jp/f/leg/copyright/

なぜ「NAMIしよう」でIVEのメジャーレーベル楽曲を流せないのか

メジャー楽曲と言われているものについては、普段のNAMIしようでは流す事ができませんよね?

自分も音楽業界の著作権運用に詳しいわけではないので憶測ですが、恐らくNAMIしようのような生配信で楽曲を流す事は著作権法の「送信可能化権」が関わっているのではないかと思われます。

2.送信可能化権(著作権法第96条の2)

自分が録音した原盤やその原盤から複製した音楽CDなどに収録されている音(レコード)を他人が許可なくインターネットなどにアップロードする(公衆に対して送信可能な状態にする)ことを止めることができる権利です。

https://www.riaj.or.jp/f/leg/copyright/what_2/

いわゆるメジャーレーベルの楽曲、つまりNBC関連やランティス関連の楽曲については、NBCやランティスなどのレコード会社側がこの権利を抑えているために、IVE側が自由に運用できないという事なんじゃないかと予想します。

ひょっとするとそれとは別枠の契約として、排他的楽曲使用権のようなものをレコード会社側に握られているのかも知れませんが、どちらにしろIVE側が自由に楽曲を公共性のある形で配信する事ができないようになっているんでしょう。

故にメジャー楽曲を流すためにはレコード会社の許可を得る必要があり、権利者に配慮してアーカイブを残す事も出来ない…といった事になってしまうわけですね。

著作権法が文化の発展を妨げている

著作権法の第一条には以下のように記されています。

「文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もって文化の発展に寄与することを目的とする」

果たして現状の著作権法というものが、文化の発展に寄与しているでしょうか?

具体的に言えば、NAMIしようでメジャーレーベルの楽曲を普段は流せないという状態が文化の発展に寄与しているとでも言うのでしょうか?

常識的に考えれば、完全に否でしょう。

もちろん楽曲の元音源をそのままネット上にアップロードするような事をすると権利者にとって少々都合が悪いという事は理解できますので、そこに対する配慮は有っても良いです。

しかしNAMIしようのような形で楽曲を利用する事についてまで著作権といったものが幅を利かせている現状は、明らかに文化の発展を阻害するものです。

実際にNAMIしようの配信中にも楽曲が収録されているCDについての問い合わせがコメントであったように、むしろこういった形で露出を増やす事は権利者にとっても有益である場合の方が多いと捉えるべきでしょう。

著作権とは本来、「クリエイターが食っていけなくなると困るから権利を認めよう」といった趣旨のものであったはずで、現状のような下らない利権にしがみつく構造を是とする必要はどこにもないと思います。

せめて一週間限定アーカイブぐらいは良いのでは?

著作権法に喧嘩を売るのはこれぐらいにして、NAMIしようのメジャー楽曲回についての個人的な要望を。

せめて配信から一週間限定でも良いのでアーカイブを残す事はできないものですかね?

普通に考えればIVE側からそういったアイディアは出て来ていると思うので、レコード会社側が拒否しているのでしょうが、それぐらいは認めてくれても良いでしょうに。

さすがにリアルタイム視聴のみでは土曜の20時~22時がどうしても空けられない人にとって酷すぎるというものですし…。

73回を超えた後にNAMIしようがどういった形となるのか(どうやら無くなる訳ではないようなので、そのまま継続するのか配信ペースが変わるのか)は分かりませんが、今後の動向に期待したいと思います。

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