30代半ばの自分にとって、ミニ四駆は小学生の頃に最も熱中した遊びの一つでした。
近年はまた盛り上がりを見せているらしく、親子で楽しむような人達もいるとは話に聞いていましたが、中々気軽に始める事もできず、気になりつつも再び触れるような機会もないまま…。
そんな中で偶然目に飛び込んで来たのが「ミニ四駆超速グランプリ」要するにミニ四駆のアプリゲームです!
これはやるしかあるまい、という事で早速インストールしてプレイを始めてから一週間ほど経過したのが今です。
今回は「ミニ四駆超速グランプリ」の雑感と改善希望点についてふれて行きたいと思います。
「ミニ四駆超速グランプリ」雑感
懐かしい!
自分のような子供の頃以来の復帰組?にとっては、色々な事が懐かしすぎますね。
と言いつつ、自分はレッツ&ゴー世代なのでアバンテに思い入れは特にありませんがw
マシーンは複数組み立てておくことが可能なので、思い入れのあるアレやコレを思う存分に弄れます。
ただ今の所は手に入るボディーの種類が限られているので、お目当ての機種がまだ手に入る状況ではないという人は今後のアップデートに期待…という事になると思いますが。
ちなみに自分はありきたりではありますがソニック派だったので、ソニックが手に入ったら色々と弄り回したいですね。
割と色々セッティングできる
アプリゲームということでどの程度カスタマイズできるのかな?と思っていましたが、これが結構色々いじれて楽しいんです。
ボディーやモーター、ギアやシャーシ、そしてタイヤ周りといった基本的な要素はもちろん、ローラーの種類や各種ステー、スタビライザーさらにはシャフトやピニオンギア、さらにはモーターに張り付ける放熱器具まで色々取り付ける事ができます。
もちろん実際のミニ四駆の方がもっとカスタマイズの奥行が深い事とは思いますが、それでもアプリでこれぐらい触れるなら満足です。
さらにはボディーの肉抜きまで出来ますからね。
肉抜きした部分にメッシュを張る事も出来ますが、自分は昔もメッシュは張らない派だったので恐らくは張らずに開けっ放しにする事でしょう。
そして自分がセッティングした車体をテスト走行させるのがまた楽しい!
この成績は今育てている車体の記録に組み立てたばかりのアバンテJr.で挑んだ結果、ベストタイムから17秒以上遅れの成績に終わったわけですが、素組みのものとカスタマイズした車体だと大きく成績は変わるので、いじりがいがあって良い。
超速グランプリが何気に楽しい
このアプリには、自分のカスタマイズした車体をエントリーしておけば勝手に一日に何回かレースを開いてくれて、その結果に応じてアイテムが貰えたりします。
やはりスマホアプリというのは常に遊んでいられるわけではないので、こういったほっとけば何かしらのレスポンスがあるような仕組みがあるのは嬉しいですね。
レースの様子をじっくり見るのも割と楽しくて、これは良いなと思っています。
ミニ四ワールド
過去のミニ四駆漫画に登場したキャラクターたちと対戦できるストーリーモード的なものも搭載しています。
いや、正直ストーリーというほどのストーリーはないんですが。
最初の3マップぐらいは余裕でしたが、4マップあたりから少し躓くところもあって、始めたばかりの人間が挑む分にはちょうど良い難易度だと感じます。
ここに関してはもう少し工夫のしようがあるかもなぁというのが率直な感想なんですが、その点に関しては後述します。
ガチャガチャ
やはりスマホゲームと言えばガチャ、といった感じで当然のようにあります。
今の所はストーリーを進めたりする中で獲得できるスターコイン(ガチャを回せるアプリ内の通貨的なもの)で遊べている感じです。
個人的には今後も継続して遊んでいけそうであれば適度な課金はしたいと考えているんですが、その対象がガチャになるかどうかはまだわかりません。
ちなみにここに表示されている内容のガチャを引きましたが、ハイパーダッシュモーターは手に入りませんでした…。
ショップは二つ
パーツなどを購入するショップは通常のコインで購入できるショップと、現金で購入するプレミアムショップの二種類があります。
プレミアムショップのスペシャルという項目には、内容的にお買い得なコンセプトをもったセットが販売されているので、初っ端に課金するならここで使うのが効率の良いやり方なんじゃないでしょうか。
「ミニ四駆超速グランプリ」の改善点
基本的には十分に楽しめているこのアプリではありますが、ここがもう少しこうだったら…という点をいくつか挙げて行きたいと思います。
名前が微妙
「ミニ四駆超速グランプリ」という名称は何とかならなかったのかと言いたい。
たしかにミニ四駆の何かである事は伝わりやすい名前だと思いますが、問題はミニ四駆の何であるかが伝わりづらいようにも思います。
そして何より問題なのは、非常に略しづらいんですよね。
やはり「ミニ四駆」という用語は入れたいものだったと思うので、シンプルに「ミニ四駆V」(Vはヴァーチャル)とか、「ミニ四駆AP」(APはアプリ)だとか、そういった名前の方が良かったんじゃないかと思います。
「ミニ四駆超速グランプリ」だと、アプリなのかサイト名なのか大会名なのかがぽやっとした感じになっちゃいますね。
ミニ四ワールドは改善の余地大いにアリ
ミニ四ワールドでは各マスのキャラクターと何回も対戦する事が出来ます。
そしてその勝利回数によって★が増えて行き、獲得している★の数が解放条件となっているマスもあるんですが、これがまぁ面倒くさい。
基本的にどのキャラもLv.1に勝利した段階で★が一つ貰え、その後はLv.10に勝利した時に新たに★を一つ獲得するような流れとなっています。
何が問題化と言えば、このLv.1からLv.10に至るまで、わざわざ1レベルずつ上げて行かなければいけないんです(例えばいきなりLv.10に挑みたくても挑めない)。
それが例えばLv.10だろうと余裕で勝てる相手であったとしても、ただひたすらLv.10に到達するまで消化試合を黙々とこなさなければいけないんです。
この仕様が非常に邪魔だなと感じました。
シンプルに、自分で指定したレベルにダイレクトで挑戦できるようにして欲しいです。
それが出来ないとこのアプリはユーザー離れを起こしかねないと思いますよ。
どんなゲームでもそうですが、ただただ時間を食われるだけの関門なんて苦痛でしかないですからね。
ましてやこのゲームはアプリインストール時の見せ方をみても、メインターゲットを「かつてミニ四駆で遊んでいた大人達」に据えているようですから、であるならなおさら無暗に時間を食うシステムを採用するべきではないのは明らかです。
この点には早く気付かないと手遅れになる可能性がありますので、早急に対応した方が良いと思います。
課金次第のアプリなので…
雑感の項目でも語りましたが、自分はこのアプリを存分に楽しんでいます。
ストーリーモード的なものには大いに改良の余地があるものの、ミニ四駆をスマホ上でいじくれるのは本当に楽しくて、自分のような長年のスリープユーザーにとって願ったりかなったりなアプリだと言えます。
ただ問題となるのは、ちょっと触った感じ明らかにその他様々なアプリと同様に「課金頼み」なゲームであろう事。
何か他のスタンスで収益を上げようといった話ではなく、あくまでも課金ありきでの継続を想定しているものと思われます。
もちろん実際のミニ四駆売上との相乗効果を狙っている部分は大いにあるでしょうが、そこがそこまで育つのか?と言うとかなり疑問であり、やるとするならアプリユーザー限定のパーツやボディー販売といった話でしょうか。
どうやって課金してもらうかというのは、こういった基本無料型のスマホアプリに共通する課題でしょうけど、あまりにも課金しないと楽しめない仕様となるのであれば、むしろ最初から有料販売してくれというぐらいの話にもなりますからね。
少し触った自分がもっとも課金欲にかられたのは、コースエディットに使えるコースのパーツでしょうか。
このアプリではコースも自分で設計できるので、そのコースに使うコースの各セクションに関する部品に関して色々と欲しくなっているというのはあります。
今はまだ触り始めたばかりでマシーンのセッティングだけでも楽しめていますが、ここから突き詰めて行くと恐らくはコースのセッティングが楽しくなるんじゃないかと言う気がしてます。
あとは何というか、ユーザーが納得できる課金対象を用意して欲しいですね。
「艦これ」で言うところの枠数拡張であったり、ドッグ拡張であったり、ガチャ以外の所で利便性を向上させるような課金要素を用意しておいて貰えると、自分としても気分よくお金を払えるんですけども。
何はともあれ、個人的には久しぶりに毎日触っていけそうなアプリに出会えたので、これからもしっぽり遊んで行きたいと思います。
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