
©fuctory RECORDS.
先日、『灼眼のシャナ』ベストアルバムが発売することを記事にしましたが
【主題歌CD】『灼眼のシャナ』ベストアルバムが発売、絶対に初回限定盤を入手するべき【限定版】
実はこのCDに収録されている楽曲の多くは、とある音楽クリエーター集団によって作られているものだったりします。
それが『I’ve』(アイヴ)です。
目次
I’veとは?その魅力
まずはI’veがどのような存在なのかを簡単に説明しましょう。
I’veとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/I%27ve
ウィキペディアの内容を読んでもらうのが一番なんですが、簡単に言えば「主にエロゲやアニメのボーカル曲を制作しているサウンドチーム」です。
I’veの歴史をめちゃくちゃ簡単に
あまり長々と書いてもアレなので、本当にザックリとだけ…詳しくはウィキペディアでどうぞ。
1998年 活動開始
1999年 大ヒットエロゲ「Kanon」の主題歌を制作したことでエロゲユーザーの間で話題となり、その他の楽曲についても評価され、エロゲ主題歌と言うジャンルでは過去に例がない爆発的な人気に。
2002年 初のアニメタイアップとして「おねがい☆ティーチャー」の主題歌を担当、人気をエロゲファンのみならず、アニメファンにも広げる。
2005年 I’veとして初のライブを武道館にて開催。「I’ve in BUDOKAN 2005 〜Open the Birth Gate〜」
2011年 島みやえい子、KOTOKOといったI’veの顔とも言えた歌手がI’veを卒業。
2016年 川田まみが歌手活動引退を表明。これにて初ライブに参加した歌手が全員I’veを卒業。
2017年 結成メンバーの作曲家である中沢伴行がI’ve卒業。I’ve生え抜きの作曲家だっただけにファンの衝撃も大きかった模様。
I’ve sound の特徴
様々な楽曲があるので一概には言えませんが、基本的には「トランス+ポップス」といった雰囲気の曲が多いですね。その成分割合が曲によっては「トランス9:ポップス1」だったり、「トランス3:ポップス:7」だったりという感じをイメージしてもらえると分かりやすい…かどうかは微妙ですが、そんな感じです。
複数のクリエーターで構成されているサウンドチームなので、作曲者ごとに個性があり、そのバラエティー感もI’veの魅力です。
エロゲ・アニメにおけるI’veサウンド
I’veの歴史で触れたように、かつては他に例を見ない圧倒的な人気をエロゲ音楽シーンで得ていましたが、近年は他の台頭もあって、多くの選択肢の一つ…ぐらいに認識しているユーザーが多いと思います。
アニメに関しても、かつて活躍した歌手のI’ve卒業の影響も大きく、近年は以前ほど話題性のある存在ではなくなりましたね。というより、アニメにおいては基本的に作曲者に視線が向く文化がそれほど強くないので、「KOTOKO、川田まみ、MELLは知ってるけどI’veは知らない」という人も元々多かったように思います。
要するに、エロゲにしろアニメにしろ「昔は良かった」という文脈で多く語られやすい存在という事です。
最近のI’ve
前項でのように、今では「かつて輝いた存在」という認識をされがちなI’veですが、タイアップ等々を抜きにすれば、今だって十分に輝いています!
I’ve C-VOX
今年の冬コミで先行販売されますが本販売は1月1日から、今まで2000年から2014年までにI’veがコミケで販売してきた楽曲をほとんど収録(一部様々な理由で収録できなかったものあり)しているので、新しいファンやレア音源に興味のあるファンにとっては垂涎のボックスが発売されます。
自分も持っていない曲が結構あるので、もちろん予約しました。
全121曲ということで、曲数からすると大変お買い得ですが、ここはまぁファンになってからでも…とは思います。(ただ数年後に在庫があるのかというのは疑問ですが)
I’veという存在が二次元ソング界にいる事
エロゲやアニメが好きな人でI’veサウンドを知ってるけど好みじゃないなと思っている人は全然OK。
でも、エロゲやアニメが好きな人でI’veサウンドを知らない…これは勿体ない!だって、このサウンドが自分たちのフィールド(二次元界隈)に存在してるんですよ!
巷の音楽を聴いて良いなぁと思うんじゃなくて「俺たちの音楽」を愛したい、そう思ってる二次オタは多いと思います。
二次元サウンドを楽しむ上で、I’veサウンドも選択肢の一つとして味わってみるのは如何でしょうか。
↑で張った視聴曲で興味が出たら、是非触れてみて下さい。