『このすば』はハーレムアニメとして面白い【この素晴らしい世界に祝福を!】

© 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

今年のアニメで何が好き?と問われたら、『少女終末旅行』、『異世界食堂』、『けものフレンズ』そして『このすば2期』あたりを挙げるでしょうか。

もう少しで一年前の作品になるんだなー…なんて事を思いながら、このすばを『ハーレムアニメ』という視点で語ってみたくなりました。

『アニメこのすば』人気の理由

このすば、大人気ですよね。

自分自身もお気に入りの作品ですし、この作品ぐらいファンから暖かく愛されている作品も中々ないだろうな、というぐらいの熱量を感じる作品です。

アニメが大人気を博した結果、原作小説もぐんぐん売り上げを伸ばしているようで、今最も売れているラノベの一つであるのは間違いないでしょう。

そんな『アニメこのすば』が何故これほどまでに人気になり得たのかを、『ハーレムアニメ』というキーワードを使いながら、自分なりにひも解いて行きたいと思います。

『アニメこのすば』はハーレムアニメではない?

© 2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会

ご存知の方には今更説明するまでもない事ですが、『このすば』の主要メンバーである『カズマパーティー』の面子は…

  • カズマ(男)
  • アクア(女)
  • めぐみん(女)
  • ダクネス(女)

という訳で、いわゆるハーレム構成と言えます。

しかしこのアニメ、1期は特にそうですが、メンバー間の恋愛描写的なものがほとんど無く(2期は原作に沿う形でちらっとそんな素振りが入る)、そのために「このすばはハーレムアニメではない」という人もいますね。

言いたい事は分からないでもないのですが、そもそもハーレムアニメとは何なのか、求められているのが何なのかという事を考えて行くと、その定義は少々おかしいんじゃないか?とも思うのです。

ハーレムアニメに求められている事

ハーレムアニメにおいて本質的に求められている要素とは何か。

そういった事を考えて見ると思う所として、恋愛要素は必須項目ではないのではないか?という事があります。

ハーレム構成を有するアニメに対して期待する事として、恋愛模様というモノがそれほど求められているのだろうか?という点に関して、自分は以前から懐疑的でした。

自分自身ハーレム構成のアニメは好んで見ておりますが、そこに恋愛要素を求めているという事は全くありません。

ですので、メンバー間における恋愛感情の有無がハーレムアニメの定義であるとするのは、(自分が思う所の)ハーレムアニメに対する本質的需要から考えるとズレた定義だと感じるのです。

じゃあハーレムアニメに対する本質的需要ってなんだ?という話ですが

  • 女の子キャラがたくさん出てくる
  • 男は少ない方がいい
  • 生臭い恋愛模様はNG
  • ハートフルな世界観

こんな所じゃないでしょうか、ハーレムアニメに求められている基本的な要素って。

もう少し具体的に言うのであれば

  • 可愛いキャラがたくさん出てきて、ハートフルな世界観が展開される。
  • 男キャラが複数いると恋愛フラグ的なものが立ちそうな気がするから要らない。
  • 主人公と女性キャラの恋愛模様は、くど過ぎなければ許容する。
  • 生臭い恋愛話とか誰得。

こんな感じではないかと思う訳です。

ざっくりと一言でまとめるのなら、『可愛い女の子だらけの大家族モノ+男性視点』というのがハーレムアニメに求められる本質的要素なんじゃないかと。

『アニメこのすば』はハーレムアニメとして余計な要素がない

先述のように、ハーレムアニメに対する本質的要求には恋愛という要素自体が存在しないとするなら、『アニメこのすば』の人気っぷりをハーレムアニメという視点から説明する事もできるようになります。

ハーレムアニメにおいて恋愛要素が実はそれほど求められていないとすると、ともすれば邪魔に感じられる度合いの恋愛描写は、ハーレムアニメにおいて余計な要素だと言う事になります。

そう考えて見た所で「アニメこのすば」を見てみると

  • パーティーメンバーは可愛い女の子達(中身はアレだが)
  • 余計な恋愛要素もなく、女の子達と主人公がドタバタ劇を繰り広げる様を顔を緩めて見ていられる。
  • 基本的にはハートフルな世界観。

まさにハーレムアニメが求められている需要をキッチリ抑えつつ、あまり求められていない要素を抑制した、ハーレムアニメのお手本のような作品だと言えるんじゃないでしょうか。

先述のとおり、自分はハーレム構成を有するアニメで好きな作品も多いのですが、そこに恋愛要素を求めているという事は全くありません。

ハーレム構成という安定感のある人物配置を下地にした世界観が好きであるから、ハーレムアニメは気に入る作品も多いのだろうと感じています。

そしてそういったハーレムアニメに対する好印象は、そのまま『アニメこのすば』に対する好印象としても語る事が出来るように思います。

そうして考えて見ると、『アニメこのすば』が人気を博した理由は極めてシンプルで「ハーレムアニメとして面白かったから」に他ならないと言えるんじゃないかと、自分はそう思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。