
©けものフレンズプロジェクト/KFPA
どったんばったん大騒ぎがまだ続きそう?なけものフレンズ、この問題って最早2期けものフレンズがどうなるかというだけじゃなく、アニメ業界の病巣に関する話だったりもしますよね。
色々と想像の翼を羽ばたかせている人もいるようですが、我々が知る事の出来る情報はごくごくわずかで、どうしても想像の範囲をでませんね。
けものフレンズ たつき監督降板問題の争点
大晦日に行われたニコ生でテレ東のプロデューサーさんがチラホラと語ってくれたようですね。
さらにはこんな話も出ているようで
色々と想像しちゃう気持ちはわかりますが、関係者側がこちらに明確な説明をしない現状、どうとでも取れてしまうのが正直な所。
色々知りたいのは勿論ですが、こういった場合は心の置き所が分からなくなる…そんな人も多いんじゃないかと。
そんな時は、発言内容と状況から「こいつは明らかに黒」と言えるところまで遡ってみるといいかもしれません。
事の発端はこのツイート
突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です
— たつき/irodori@1日目A61a (@irodori7) 2017年9月25日
それを受けての公式の声明はこちら

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ついでに先日の福原Pのツイートは
3月には2期の依頼があり実制作を続けておりましたが、8月頭にコアメンバーで行われた会議にてヤオヨロズに対して今後続投は無いと明言され、降板を宣言されたと認識しています。私としては突然の通達で、何に対して不満を持たれていたのか要領を得ず困惑していたと言うのが正直な所です。
— 福原慶匡 (@fukuhara_ystd) 2017年12月27日
9/27の公式発表にあった情報共有についても、12.1話は委員会へ報告の上制作しておりますし、各企業とのコラボ動画に関しても委員会からの正式な依頼の元で作りました。
コミケにおける同人誌についても吉崎先生からの許可があり、その際のご提案により特別許諾と明記して頒布しました。— 福原慶匡 (@fukuhara_ystd) 2017年12月27日
委員会側とヤオヨロズ側の言い分が明確に食い違っている点について
ヤオヨロズが辞退したと言う委員会側と、委員会側から降板を宣言されたというヤオヨロズ側の見解…見事に矛盾しています。
この点への追及を端的に、繰り返し行っていく事が重要なんじゃないでしょうか。
もし、たつき監督のツイートがなかったとしたら…
どちらの話でも8月頭で2期がヤオヨロズの手によって製作せれない事が決まったという事になりますから、たつき監督のツイートがあったタイミングまで、2か月弱の間、その事についてファンに対してダンマリを決め込んでいた事になります。
さらに、今回たつき監督がツイート”してしまった”ために明るみに出ましたが、それが無ければ恐らく、あらかたのコラボ企画等々が一段落付くまで、下手すると2期のアニメ制作関係のクレジットを出さざるを得ないタイミングまで隠し通していた可能性すらありますね。
その間、ファンはたつき監督による2期が有る事を期待しつつ、グッズやアプリやらに”投資”し続けていた可能性が極めて高い…恐ろしい話です。
このような状況を意図的に生んでいたであろう製作委員会側の言い分は、「信頼に値しない」とは思いませんか?
明確に言える事は極めて少ない
残念過ぎる事に、アニメ業界はファンに対して色々な事を説明するという文化がないので、どれだけファンが騒ごうがダンマリを決め込んでおけばいい…というのがこれまでの風潮だったと思います。
今回、事態が大きくなって多少なりとも話さなけばならない状況に追い込まれていますが、今までがアレだったので、それすら上手くできていないという事なのかもしれません。
このまま口を閉ざしたまま行きたい…そういった思惑をヒシヒシと感じます。
大晦日のニコ生でテレ東のプロデューサーが語っていたようですが、”ビジネス的にどう考えても正解な方を選べない”理由とは…本当の所を我々が知ったら、呆れ返るか失笑モノな理由なのか、それともやむを得ない事情が複雑に絡み合った結果なのか…どちらにしてもバカバカしい理由な気しかしないってのが何とも…。
それぞれの利害から逆算して事態を解読しようとするには向かない事例なのかもしれませんね。