『三ツ星カラーズ』全12話の感想【アニメ全話レビュー】

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そういえば今日はニコ生で「三ツ星カラーズ」の一挙放送があったようで。

自分はいつでも見れるので別に良いんですが、これを機にカラーズを好きになってくれる人が増えるといいですね。

という訳で?全話を視聴した感想なんぞを垂れ流して行きたいと思います。

『三ツ星カラーズ』全12話の感想

リアルな女子小学生…ではない

この作品の魅力として、女子小学生3人組の生き生きとした様子が真っ先に挙げられる訳ですが、これを「リアルな小学生」と言うのは違うだろうと思います。

あくまでも理想化された、ファンタジーとしてのJS(女子小学生)であって、全然リアルじゃない、言うなれば座敷童みたいなもんですよ。

OPテーマの歌詞にも「子供は元気だ」とあるわけですが、当然子供たちにも子供たちなりの色々な思いがあるわけです。

そういった点をとりあえず横に置いておくとして、理想化された子供像を女の子三人組に投影しているのがカラーズの面々と言えます。

結衣は女の子

カラーズの3人の性質は、琴葉とさっちゃんに関しては「女の子の皮を被った男の子」みたいな子達で、自分が好むタイプの女の子キャラでした。

こういった女の子の皮を被った男の子風の女の子キャラは二次元界隈(特に日常アニメ界隈)では沢山いますが、この二人に関してはそう感じる人も多かったんじゃないかと。

そんな中で結衣は割と女の子っぽいニュアンスで描かれており、この3人組の雰囲気は「男の子2人と女の子1人の仲良しグループ」として捉えると、さらにシックリくるものはあります。

ちなみに結衣も大好き。

琴葉に対して発揮される黒さがたまらなく良いですよね。

オヤジの視点

主題歌の記事でも書きましたが、視聴者がカラーズを見つめる視線は正にオヤジのそれ。

子供が元気に駆け回れる街、そんな空間が大人にとってどれほど幸せな事か。

この作品で描かれている世界は、圧倒的に大人達にとっての癒しなんですよ…。

カラーズたちが理想化された子供像である事からも分かるように、この作品の世界観とは大人にとって心地よいファンタジーなんですよね。

斎藤さん

斎藤さんのキャラ付けが今作でちょっと惜しい所だったかなーと思ったりはします。

大人げない大人といったものを表現したかったのかなと感じますが、少々ぎこちない印象ではありました。

素材としては良いキャラですし声も演技も好きなんですけど、なんか生かしきれてない感。

でも好きですよ?斎藤も。

見方を変えれば、理想化された子供としてのカラーズたちに対して、理想化されていない大人としての斎藤…という対比が出来るんじゃないかとも思います。

チューチューカブリラ

チューチューカブリラだー!

OP・ED・キャラソンもすばらっ!

ある意味OPとEDもキャラソンみたいなものですが、どれも作品の曲として世界観の構築に一役も二役もかっていたんじゃないでしょうか。

先ほども触れましたが、「子供は元気だ!」という部分がこの作品の本質を表していると強く感じます。

流石は畑さんですね。

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作中BGMも良い味を出していた

今作のBGMは、かなり存在感のある空気として作品を包んでおり、「アニメ三ツ星カラーズ」の色はこのBGMによって付いているといっても過言ではないでしょう。

個人的にお気に入りなのは、2話の立ち入り禁止区域の話での使い方が印象的な「出動、カラーズ!」という曲。

割とコテコテな曲なんですが、これがあの場面にはビッタリハマっていたな…と。

面白いのが、「事件解決!」というタイトルの曲が、解決とはほど遠い段階で良く使われていた事。

作曲家の方が考えた使い方とは違った使われ方をしたという事…なんですかね?

このようにBGMのタイトルが分かるのはBlu-ray1巻に付いてきたサントラを持っているからだったりして…サントラが欲しかったら円盤を買えという事らしいですよ?

アニメ「三ツ星カラーズ」総評

満足度:★★★★☆

理想化された子供たちと、そんな子達が元気に駆け回る少々くたびれた街…この作品ほど「萌えアニメ」という言葉が似あう作品も中々ないように思います。

更にはそんな中にも、少々大人げない斎藤、どこか疲れた(元気のない)印象のある街の人達…こういった「理想化されていない要素」も含まれており、そういった要素の存在が本作の”コク”を生み出しているようにも感じられました。

中々★5は付けられないんですが、数値で言うなら4.5ぐらいの満足度はあります。

いやぁ本当に良かった…1月に見る作品を選定する時に、この作品にチェックマークを付けておいて本当に良かった。

毎クールこの作品のように、作品世界を愛でながら癒されるような作品が1つはあって欲しいんですが、これぐらいの作品は中々出会えないので、これから寂しくなります(というか現在なってます)。

この作品の欠点というか、ツッコミどころとしては、話数によっては作画がちょっとアレだったなぁ…とか、1話の段階だとそこまでピンと来なかったので、そこで切っていた人が居たとしたら勿体ないなぁ…とか、何よりもKADOKAWA作品で有る事が勿体ないなぁ…といった話が挙げられるでしょうかね。

もっと盛り上がる素養のある作品だとは思うんですが、そういったマイナス点が残念と言えば残念。

さらに言えば円盤のブックレットは未読推奨。別に殊更酷い内容が書いてるわけではないんですが、少なくともこの製作スタッフとは旨い酒は飲めないだろうなぁ…というのが正直な所ですね(作品理解度、萌えアニメや日常アニメに対する見解の相違など)。

自分はあまり製作者のコメント系は読まないんですが(プラスに働くことよりもマイナスに働く事の方が多いので)、今回うっかり読んでしまって若干興が削がれた感は否めません。

なぜ読んだかと言えば、作り手が「分かって作ったのか否か」に興味があったからなんですが、どうやらアニメ製作スタッフは本作の本質をとらえていたわけでは無さそうです。

とは言え、だからといって生まれて来た作品にケチを付けたくはないわけで、本作の魅力は(偶然であるにしても)しっかりと表現されていると思います。

とまぁ若干残念な所もあったりはしましたが、それを横に置いておけば、とっても愛しいアニメでした。

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