たまには気楽な徒然記事なんぞを。
ちょいとネットの海を彷徨っていたら、興味深い記事を発見したので。
最近のアニソンにおける音楽性についてのお話。
アニソンにバンド曲が増えてる?
話題を提供してくれた(元ネタにさせてもらう)のはこちらの記事
昔からバンドとオタクって背中合わせなんですよね意外と
TMに始まり、ポルノグラフィティ、UVERworldなどのバンドが数多くのアニソンをやったりしていたのですが、最近明らかに変わったのはバンドの作曲者が声優に曲提供、更にはプロデュースまで始めた事でしょう。
タイアップ曲としてバンド曲が使われるってのは昔から良くある事なんですが、最近はタイアップに留まらない楽曲提供も多いようです。
余談ですが、引用元の記事での「TM」というのが、最初「TMネットワーク」の事かと思ったのは明らかにジェネレーションギャップによるものですね(汗)。なるほど、自分よりもいくらか若い世代の人たちにとっては、「TMレボリューション」(の事ですよね?)のアニメソングが大きな節目として認識されているのだなと興味深く感じました。ちなみに自分も別に「TMネットワーク」がドンピシャな世代ではありませんけど。
自分はアニメを見るには見てますが、自分がキービジュアルなどで気になった作品を散文的に見ているだけで、「アニメ全般」の情報を仕入れているわけではないので、最新アニソンの全般的な知識ってほぼ皆無だったりします。
ただ、そんな自分でも思い当たる節はあるんですよね。
UNISON SQUARE GARDENの田淵智也、キレ散らかした様なベースプレイで有名な彼ですが最近はアホほどアニソンを作っています。何が凄いってこの人の提供曲のオタク受けが凄いんですよね。ユニゾン自体もアニソンをやってるしオリオンをなぞるやシュガーソングとビターステップなどドドドアンセムを産み出し続けているのですが、提供曲も凄過ぎるんですよこれ。
個人的な印象ですが、アニメにしろエロゲにしろ、若いファンは結構な割合でバンドソング(特に邦ロック的なもの)が好きなイメージが強い。
曲調としては、ダウナーなノリよりはアッパーな、あるいは軽やかな曲調が好まれるような…そんな感じ。
バンドをやっていなくてもゴリゴリのバンドサウンドのアニソン作曲者も増えていて僕にとっては嬉しい環境になったな〜と思いますが、MONACAだったりI’veだったりのシンセサイザーゴリゴリのアニソンがひと昔前のアニソンになりつつあるのは少し悲しいところではありますね。
なるほど、だからI’veにアニメの仕事が入ってこないんですねぇ…。
うすうす気づいていたけれど、改めて納得。
自分みたいなI’veファンで二次オタな人間にとっては寂しい話ですわ。
個人的には「アニソン」は様々な音楽性が混在するフィールドで有って欲しいと願っているので、〇〇ばっかりにならず、違ったものも一定数混ぜ込んでいって欲しいものです。
というか、「アニソン」って別に画一的な音楽ジャンルである訳では無く、「アニメに使われていたら何でもアニソン」なわけですから、もっと色々と遊べよ、試してみろよ!とも思うわけで。
90年代終盤から00年代中盤ぐらいまではアニソンが大きく動いた年代だったと思うんです。
それに対して00年代終盤から10年代にかけては、どちらかと言えば安定期というか停滞期というか、そんな印象があります。
「アニソンらしさ」みたいなものが語られる事にも違和感があって、作り手にも聞き手にも言いたいのは、「アニソンの曲調を狭く区切ろうとするな」という事ですね。
あらゆる音楽性を内包する、それでいて自立的な音楽ジャンルとして「アニソン」が発展していく事を願っています。
そう、つまる所「I’veサウンドをアニメで聴きたいぞ!」という話。
IKUさんボーカルで高瀬さん作曲とか良いと思いますよーアニメ関係者さん?