
©つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会
自分はアニメのグッズをそれほど購入する方ではありません。
しかし、少女終末旅行ぐらい好きな作品ならやはり気にはなりますし、そこまで行かなくとも欲しくなるグッズというものもあります。
しかし一般的なアニメグッズというものは、自分が求めるものとは全く違った方向を向いて企画・開発されているなというのが率直な印象だったりします。
今日はその辺のお話をしていこうと思います。
欲しくなるアニメグッズの方向性
例えば少女終末旅行のグッズ
http://girls-last-tour.com/products/goods.html
このページに掲載されているグッズの中で自分が「これは欲しい!」と強く感じるのは…1つだけです。
少女終末旅行は数年に1作レベルで好きな作品なので、「まぁまぁ欲しい」ぐらいのテンションまでボーダーラインを下げればもっと数を挙げる事は出来ます。
しかし、脊髄反射でポチりたくなるのは1つかなぁといった感じ。
その1つはこちら

©つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会
そう、チトとユーリが使っているカップ風のステンレスマグカップです。
これが”似てる”だけじゃなく、完全にアレを立体化しました!という商品なら最高だったんですが、結構近いのでギリセーフ。
あと普通に欲しいなと思うのは

©つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会
特に黒い方が欲しいですね。
例えばエロマンガ先生のグッズ
http://eromanga-sensei.com/event/
この中で滅茶苦茶欲しいグッズはと言えば…ないかな。
普通に欲しいのは

©2016 伏見つかさ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/EMP
このペットボトルホルダーは結構良い感じなので欲しい。
しかし、こちらのイベント販売グッズの中に自分が求める方向性のグッズは一つもありませんでした。
本当に欲しいアニメグッズのカタチ
一般的にアニメのグッズって、キャラクターグッズ(キャラクターが描かれた何か)が多いですよね。
しかし、自分が求めるアニメグッズって「作品内で登場した何かを具現化したもの」なんです。
先ほど挙げた少女終末旅行のマグカップのような、作品世界でキャラクターが使っていた何かとか、作品内に存在していた何か…そんなアニメグッズを求めているんです。
更に言えば、実用的なものが良いですね…食器とか非常に良い。
カップや皿のグッズも沢山あると思いますが、自分が欲しいのは作品内で登場したカップや皿であって、キャラクターが描かれたカップや皿ではないんです。
アニメグッズって、中々売れない作品も多いと思うんです。
それは各々の作品によってファンがグッズを求める熱が違うというのもあるでしょう。
しかし、それ以上に「ファンが求めるグッズのカタチ」を提供できていないのではないのか?という点を今一度考えなおして頂きたい。
もちろん、キャラクターグッズが欲しい人も沢山居るでしょうから、そこは継続して頂いて結構です(自分も欲しいキャラクターグッズはありますし)。
しかし、それ以外の方向性には非常に大きな可能性が秘められているにも拘わらず、さっぱり開拓されない現状が勿体ない…と思い続けて幾星霜。
恐らくですが、単発ではそれなりの数が実現しているんでしょうけど、継続性がない事で定着しないんでしょうね。
価格設定
これも非常に勿体ないケースが散見されます。
アニメグッズを買いたくならない大きな要因の一つが、価格設定の高さ、言い換えれば「ぼったくり感」にある事は間違いない所でしょう。
どうせ数が売れないから利益率を高く…というのでは、より一層数が出なくなります。
円盤の価格設定なんかもそうですが、もっと普通に考えましょうよ。
利益からの逆算も結構ですが、その価格で普通に考えて売れると思ってます?という事が、この業界非常に多いもので。
アニメ関係者の方でグッズが売れないとお悩みの方。
ファンが求めているモノは何かという事を、価格設定も含めて確りと考えて下さい。
折角の商機を逃し続けていますよ?