アニメの円盤は高額でも良いので「モノ」として満足させてほしい【収録内容・封入内容・外装】

三ツ星カラーズ2巻

アニメが好きな人でもわざわざ円盤を買う事はあまりないという人は多いのではないでしょうか?

現在では配信サービスが充実しているので当然と言えば当然の事ですよね。

しかし円盤の売上にプロジェクトの収益を頼っているような作品も多いので、作品を評価する上で円盤を購入するという方も少なからずいます。

そんなアニメの円盤なんですが、売り手が明確に意識して欲しい問題があります。

それは、「モノ」としての満足感です。

この値段でコレか・・・のガッカリ感

ちょっと前に感想記事を書いた「神達に拾われた男」のブルーレイ1巻。

神達に拾われた男ブルーレイ1「神達に拾われた男」Blu-ray Vol.1の感想【アニメ円盤レビュー】

この記事でも書きましたが、それなりのお値段がする円盤を購入したのに、パッケージのクオリティーが少々残念である事が少なからずあります。

「神達に拾われた男」 Blu-ray Vol.1

写真だと若干分かりづらいかも知れませんが、いわゆる普通のDVDトールケースの外側に紙のスリーブケースが付いているだけの簡素な仕様です。

この仕様が常に駄目だとは言いません。

しかし、この商品も定価で言えば1万円以上する決してお安くはない商品です。

そういった商品をわざわざ購入したのに、パッケージのクオリティーがこれだと、やはりガッカリ感は少なからずありますね。

しかも冒頭でも触れたように現在はオンライン配信サービスが充実しており、わざわざ円盤を購入するメリットは極めて希薄です。

そんな状況でもあえてパッケージを購入している身からすると、この金額払ってこのパッケージか・・・と思ってしまうのも無理からぬ所でしょう。

モノをコレクションする楽しみに寄り添わなければ

自分が度々誉めているアニメの円盤パッケージは、「三ツ星カラーズ」のそれです。

三ツ星カラーズ2巻

外側のパッケージは非常にしっかりとした作りとなっており、購入者にとっては所有欲を満たしてくれるものとなっています(絵柄も良い感じですね)。

そして中のケースには別の描き下ろし絵柄が採用されており、アウターパッケージとはまた違った趣を感じさせてくれます。

このパッケージにしろまだまだ改良の余地はあると思いますが、少なくともこの商品を購入した自分にとっては非常に満足度の高いパッケージだったと思いますし、言い換えれば「これぐらいは欲しい」といった指標となっています。

繰り返しになりますが、アニメ作品を楽しむだけであれば円盤を購入するメリットは極めて希薄な現状があります。

そんな中でも円盤を購入した人に対しては、「モノ」としての満足感をしっかりと提供するべきではないでしょうか。

パッケージの価値を高める意識を持って欲しい

アニメ業界はファンと現場で働くスタッフに甘えに甘える事でここまでやってきたような業界です。

ファンにはゲスい商売に付き合ってもらい、製作スタッフを安い賃金で酷使するようなやり方を平然と行ってきた業界です。

そういった経緯もあって、「真っ当な商売」というものが極めて不得手であるというのが率直な感想です。

円盤の展開なんかもそうですが、それ以外にも様々な面で工夫が足りないな、と感じる事が非常に多いです(ファンのニーズに応えるというよりも、ファンに付き合ってもらうのが常となっている番宣ネットラジオなんかも含めて)。

簡素なパッケージというのはある意味で言えば収益を増やすための工夫ではあるのでしょう。

しかし繰り返しになりますが、「モノ」としての価値を提供できないようではアニメの円盤が現状のアニメ視聴環境(定額サービスで数多くの作品が楽しめる状況)で売れるわけも有りません。

そこに対してゲスい売り方を平然とやるような事がまかり通っている(優先イベント申込券、ゲームのアイテムコードなどなど)わけですが、そんなことではなく、極めて真っ当に「この円盤を揃えて飾りたい!」とおもうようなパッケージを考えて行かなければ駄目でしょう。

価格を安くする事はお勧めしない

自分はアニメの収益モデルについて詳しいわけではないので具体的な事は言えませんが、円盤がそれなりの価格設定で販売される事自体はそれでよいと思います。

一番重要な事は現場でアニメ製作に当たっているスタッフの皆さんにしっかりとした報酬が支払われる事ですから、それが実現されるために必要な状況を整える上でパッケージの価格がそれなりに高価となるなら、全く問題ありません。

アニメ製作は多大な労力を必要とする事ですから、実写などと比較して時間あたりの価格設定が高額になる事自体は広くアニメファンが理解している事でしょうし、そういった認識を啓蒙していく事も重要だと思っています。

とは言えさすがに「高すぎて売れない」となってしまえば逆効果ですから、ある程度の落し所を探る必要があるのですが、最近の価格設定を見ていると、4話収録で実売価格が9000~12000円といったあたりが妥当な線と見るべきでしょうか?

ちなみに「ゆるキャン△2」の円盤は定価が15400円となっていますね…強気!

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実売価格では12000円程度に落ち着きそうですが、この価格でしっかりと売れて、その収益が現場スタッフのみなさんにしっかりと還元されるのであれば全く問題ないと思います(広告代理店がガッポリ持っていくような事であれば論外)。

廉価版との差を付けるためにも

廉価版の円盤を数年後に発売するにしても、オリジナル版がモノとしてしっかりとした魅力をもっていれば、廉価版に対する印象も大きく変わって来るのではないでしょうか。

内容物に変化を付けるという事も当然有効だと思います。

やはり当然の事として、オリジナル版と廉価版には価格以外にもしっかりと格差をつけて然るべきですからね。

むしろ廉価版が発売されても、オリジナル版とどちらを購入するか悩むようなものを事前に作っておかなければいけないでしょう(当然のように廉価版が選ばれる状況では駄目)。


©2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会
©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会

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